「でだ」
「はい」
「泡ってなんですか。泡って!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
「えー。ソープ嬢?」
「シャラァァァァァァァァァァァァプ」
「小太郎。うっさい。エリザベス。これおいしいね」








「「ねー」」といって笑う彼女は昔と変わらない。
本当に可愛い。






「何、一本いっとく?」
ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」
「血圧上がるよ」





誰のせいだ。
とりあえず目の前で鍋を食べるを持て一安心したというのが本音だ。


「小太郎」
「何だ?」
「銀がいるってことはみんないるんでしょ?この街に」
「…ああ」
「あーあ。これからどうしようか。」
「どうしてだ」












がいなくなって数年。
皆で探したのに見つからなかった。



それがどうしてかエリザベスとともに炬燵で鍋をつついている。
そんなキョトンとした目でこっちを見るな。
あーーーーーーーーーーーもう。











「ちょっ、炬燵ひっくり返しちゃ駄目」
「ちょっ。すいません。エリザベスさん」
「あー。エルザ駄目。」










スンとん座ると気が落ち着くよとお茶を置く。
そんな姿が昔とダブる。








「なんで?って言ったね」
「ああ」
「私ね、銀時好きだったの。」
「知っている。」
「凄く凄く。そういう関係でもあった。」
「…幸せそうだったからな」
「うん一番幸せだったかも。先生が死んでみんなで戦争に行く中だったけど私は幸せだった。 」
「それが何故?」
「晋助が狂喜に身を落としたから」
「…」
「その後の戦いで」
「ああ、キズだらけになったお前が川に落ちた。それからすぐに皆がバラバラになってな」
「あの時、銀もぼろぼろで晋介もみんなぼろぼろで」
「…ああ。激しい戦いだったからな」
「先生を思い出したの。みんな笑っていた。あの頃のこと。全てが悲しくなって。すべての力 が抜けて。川から助けたくれた人は私を売ったし。それでもいいと。このまま人生が終わって もいいと。すべてが嫌になったの」







そう言って豆腐をつつく。
そしてにこりと笑って心配掛けてごめんねと彼女が言う。





でもどうして今の今まで消えていたのか?
晋助に抱かれたという後も2人は傍から見て普通だったのに。





『心が揺れたのか』
「エリザベス」
『一瞬、銀時の事を忘れたんだろう』
「うん」
『でも、好きなのは銀時…か。』
「…うん」
『では、それが真実で。、お前の気持ちじゃないのか?』
「っ。」
『今は飲め。そして泣け』
「エリザベスぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」








(あれれ?)









B級ポルノ 忠誠の証








酒にのまれてこたつで寝る彼女の髪を少しなでてやる。
ん…と身じろぐ姿は少しも変わってない。





頬にキスを落とす。






『…お前も』
「ああ、あの時皆こいつに恋をしていたからな」
『そうか』






だがいつの日か
傷だらけになるをみて愛とか恋とか言うより

守りたい存在になったのは…なぜなのか。




(だから誓うのだ)
(だから願うのだ)
(こいつの幸せを)