ドリー夢小説
おぉおおぉおぉぉぉおおお???!?!?!??!?!?
(心の中で苦悶する。)
見据えている前の男は
なんて言おう
なんて形容しよう。
とにかく
でかいっ!!!
どうするどうする私っ!!!
「あぁん?なんだ?」
「喧嘩しちゃだめっ」
「喧嘩じゃねぇよ。女、お前から背骨折られたいか?」
「っ!!!」
目の前には峨王君。
(私より年下とは生意気なっ)
多分象に立ち向かう蟻だろうな、私。
頑張れっ
頑張れ、私っ!!!!!
彼がばりばりっと手すりを壊して入ってきた瞬間
うちの選手等が戦闘モードに入ってしまったから
(特に妖一君と三兄弟が)
思わず前に出てしまったっっっっ!!!
「どけっ」
「やだ」
「「「「っ」」」」
後ろから走りよる音
まさか
まさか
来たのか
来たのかオイっ!!!
「其処どけ」
「あぁ?」
「っあぶねぇだろ」
「お前等から折ってほしいか?」
「はぁ???」
「はぁ??????」
「はぁ?????????」
どうやら私の背中に居るのは
馬鹿三兄弟でっ
とりあえず
頭の中の何かが切れた。
「この馬鹿っ!!!私が何でこんな怖い思いして此処にいると思ってんのよっ!!!!!」
あらん限りの声で叫んだら
足音がぴたりと止まった。
(多分今私の目が据わっているわ)
「どけ」
「嫌だっ!!!どかない。選手に手を出させない」
「お前…」
「絶対行かせない」
「どけ」
「絶対嫌っ!!!」
目の前の巨体が一瞬揺れた
(殴られる?)
目をつぶったら
「ちょっ」
キッド君やら高見君やら
厳やら妖一君まで峨王君の後ろでたっている。
(危ないじゃんっ!!!っていうか逃げてよっ!お願いだから!!!)
「なっ」
「其の子に触れるなよ…」
「キッドさんっ!!!」
「あぁ?」
「君無謀な事はやめなさい」
「高見さんまでっ!!!あっちいってて」
「この糞マネ」
「、こっち来い」
「…はぁ、」
峨王君が
頭をぼりぼりかく
私は
とりあえず
威嚇したままそれを見る。
「そんな顔すんな。」
「…」
「なぐりゃしねぇよ」
「皆も?」
「あぁ」
「本当?」
「あぁ」
ややめんどくさそうだけれども
とりあえず
止めてくれたらしい。
「で、だ」
「ありがとうっ!!!」
「まぁ、困ったときはお互い様だ」
「そうだね!!!(あれ?)」
「「「(原因はこいつだろう!!!!!)」」」
「名前、」
「え?」
「お前の名前は?」
「雨竜です。泥門の二年」
「ふ〜ん」
ばっと動かれた
皆が反応するより早く
(冗談だろう!!!???!?!?)
「此れで許してやる」
「っ!!!」
「それともこのまま俺の女になるか?」
触れられた唇が熱い。
(キキキキキキキキキキキキス?)
「峨王君の…」
「ん?」
「馬鹿っ!!!!!!!」
とりあえず近くにいたまもりちゃんに抱きついて
わんわん泣いた!!!
私は振り返って彼方を影を静かに見つめる 13
「おいっ泣くなよ」
「峨王君なんて嫌いっ!!!」
「っ!!!」
(ファーストキスは彼が良かった!!!)
(あのデカ物ぜってぇ殺す!!!)
〈陸…ごめんね〉